黄色の総柄の本革キーケースを開いて、中から鍵を取り出す様子

本革キーケース|これ1つで出かけられる、鍵とカードの定番

本革キーケースは、2020年のブランド創設年に3つ目の商品として生まれ、今も選ばれ続ける定番です。既製品にプリントするのではなく、牛革そのものに柄を刷ってから裁断・縫製しています。鍵留めを4つにした理由と、ツヤを抑えた革「グローリー」を選んだ理由を開発担当に聞きました。

PET DOT SHOP 革小物・ケース開発担当
本革小物やケース・カバーを中心に、刺繍アイテムやシールなどの雑貨まで、素材の選定と仕様の決定を担当し、2020年のブランド立ち上げから31型の商品を手がける。
この記事で聞いた商品:本革キーケース

基本スペック

素材 牛革「グローリー」(ツヤを抑えたマットな質感)
制作工程 革への直接プリント → 金型による裁断 → 職人が1点ずつ手作業で縫製
留め具 金属ボタン(金具色は2色から選択)
内装 カードポケット1箇所/鍵留め4つ
サイズ 縦11cm×横19cm(閉じた状態 6.5cm)/重量 約45g
デザイン 表面はドット柄、内側中央に被写体1点をワンポイント配置

開発のきっかけ|ブランド3つ目の商品、「まずは鞄の中から」という発想

― 本革キーケース、そもそもどんなきっかけで開発が始まったんですか?

この商品は、2020年のブランド創設年の夏にリリースしました。私たちがリリースした3つ目の商品で、スタンダードでありながら、今でもずっと人気のある商品です。

本革がま口小銭入れからスタートして、次に何を作るかを考えた際、まずは外に堂々と持ち出すものではなく、バッグの中にしまっておいて、必要な時に使うもの、というアイテムがペット柄にも向いているのではないか、というコンセプトがありました。

今でこそ、ボストンバッグのように外に堂々と持ち出していいデザインだと自負していますが、当時は、うちの子のドット柄にどこまで需要があるのか、まだ手探りの段階だったんです。

そんな中、キーケースであれば、基本的には鞄の中に入っていて、都度必要に応じて取り出す、でも日常的に使う、あると嬉しいアイテムなのではないか、と考えました。

実際、リリースしてみると、想像していた以上に多くの方に『これ、ちょうど欲しかった』と言っていただけて、私たちとしても、うちの子デザインの可能性を強く実感するきっかけになった商品です。

同じく本革でつくった 本革がま口小銭入れの開発秘話 →

他社との違い|生地から作る、という一貫した姿勢

― 本革キーケースも、他社と比べて違いはあるんですか?

これも他の多くの商品と同様に、生地から作るという点が一番の違いです。既製品にプリントするのではなく、生地の段階からデザインし、縫製・組み立てまで1点ずつ仕上げる。この姿勢は、生地から作る私たちの商品に共通しています。

特にこの商品は、私たちにとってまだ2020年当時、試行錯誤の真っ只中に作った商品でもあるので、今振り返ると、当時の限られたノウハウの中で、できる限りの品質を詰め込んだ1点だったと思います。

それでも今なお選ばれ続けているのは、この『生地から作る』という基本姿勢がぶれていなかったからだと感じています。

鍵留め4つという数へのこだわり|最大公約数としての、4つの用途

― 鍵を4つ留められる仕様になっていますね。

『自宅の鍵』『実家や別宅の鍵』『車の鍵』『自転車やロッカーの鍵』という、最大4つの用途を想定して、最初にこの数を選びました。

今では車の鍵がほとんどスマートキーになっていたり、ロッカーの鍵自体を持たない方も増えていたりします。

それでも、大は小を兼ねるという考え方と、デザイン的にもこの数がバランスが良いということもあり、そのまま4つを採用し続けています。

実際、4つすべてを使い切る方ばかりではないのですが、『多少余裕があるからこそ、必要な時にすぐ足せる』という安心感も、キーケースには大事な要素だと考えています。

カードポケットを1つだけ加えた理由|これ1つで出かけられる、という利便性

― カードポケットも1つついていますね。

これは、本革キーケース1つで出かけられるように、という意図から加えました。交通系のICカードか、IC機能付きのクレジットカードを入れていただくことを想定しています。

カードをわざわざ取り出さなくても、『ピッ』という動作で使えるカードを収納できるようにすることで、利便性を高めたいと考えました。

財布を持たずに、鍵とICカードだけでコンビニやちょっとした外出ができる、というライフスタイルは、この商品を企画した2020年当時からすでに増え始めていた実感があります。

そういう変化にも自然と対応できる商品にしたい、という思いも込められています。

ボタン式留め具へのこだわり|本革の良さを引き立てる、メリハリのデザイン

― 留め具にボタンを採用しているのは、なぜですか?

一番の理由はデザイン性です。本革がま口小銭入れの時にも感じたことなのですが、本革を使ってドット柄で生地をデザインしただけだと、どうしてもメリハリがなく、せっかくの本革の良さが伝わりきらない感覚がありました。

マグネット式にする案もあったのですが、そういった背景を踏まえて、外側にもあえて金具が見える、ボタン式を選んでいます。

生地色や被写体によってもデザインの印象が大きく変わるので、ボタンの色はゴールドとシルバーから選べるようにしました。

実は、この『あえて金具を見せる』という考え方は、この後に開発した他の本革小物にも通じる、私たちの基本的な設計思想の1つになっています。

内側にも被写体を配置する理由|鍵をどかすと現れる、ベールを脱ぐような可愛さ

― 内側にも被写体が配置されているんですね。

本革キーケースの内側は、片方がカードを入れる仕様、もう片方が蓋になっていて、真ん中に鍵留めが来る構造です。

カードを入れる側は表面と同じくドット柄ですが、鍵留めの部分にはドット柄ではなく、代わりに大きなワンポイントで被写体を配置しています。これはもう、シンプルに可愛いから、というデザイン的な理由です。

鍵が複数ついていると、開けた瞬間は被写体が少し隠れているような見え方になります。その鍵をどかすと、ベールを脱いだかのように、奥に隠れていた被写体が現れる。そんなギミックが、最高に可愛いなと思って採用しました。

日常的に何度も開け閉めするものだからこそ、その度に小さな喜びを感じてもらえる仕掛けにしたい、という思いもありました。

「グローリー」という革を選んだ理由|キーケースにふさわしい、マットで上品な質感

― 本革キーケースに使われている革にも、特徴があるんですか?

はい、この商品には『グローリー』と呼ばれる革を使用しています。

がま口小銭入れなどに使っている『ミンクル』が、自然なツヤとふっくらとした柔らかさを持つ革なのに対し、グローリーはツヤを抑えたマットな質感で、薄手ながらもハリとコシがあるのが特徴です。

キーケースには、大人っぽく落ち着いた、すっきりとした印象がふさわしいと考え、このグローリーを選びました。

水濡れはシミの原因になるため、早めの拭き取りを推奨しています。雑貨・革製品のスペックについて →

よくある質問

Q. 破損した場合、修理や部分的な交換はできますか?

状態により異なります。破損してしまった場合、まずはお気軽にご相談ください。内容を確認したうえで、できる対応についてご案内いたします。

詳しくは 不具合・破損時の交換と修理について →

Q. スマートキーを収納したい場合はどうすればいいですか?

残念ながら、本革キーケースはスマートキーのような厚みのある鍵には対応していません。スマートキーをお持ちの場合は、専用に設計された「本革スマートキーケース」をご検討ください。通常の鍵と組み合わせて収納できる仕様になっています。

詳しくは 本革スマートキーケースの開発秘話 →

どんな方に選ばれているか

スタンダードなデザインなので、老若男女、年齢を問わず選ばれています。本革であることや、鍵は誰もが持っているものであることから、ギフトとしての需要も高く、クリスマスや誕生日など、さまざまな機会に選ばれています。

ギフトの直送やラッピングにも対応しています。ギフトの直接配送・ラッピングについて →

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