黄緑の本革コインケースを開いた様子。内側にも愛犬の写真が入り、小銭が収まっている

本革コインケース|小さくても、開けるたびに2度楽しめる仕掛け

本革コインケースは、本革キーケースやマルチケースを見た方の「同じ系統の小銭専用ケースが欲しい」という声から、2024年につくりました。既製品にプリントするのではなく、牛革そのものに柄を刷ってから裁断・縫製しています。ファスナー留めにした理由と、上蓋の内側に一枚革のポケットを重ねた理由を開発担当に聞きました。

PET DOT SHOP 革小物・ケース開発担当
本革小物やケース・カバーを中心に、刺繍アイテムやシールなどの雑貨まで、素材の選定と仕様の決定を担当し、2020年のブランド立ち上げから31型の商品を手がける。
この記事で聞いた商品:本革コインケース

基本スペック

素材 牛革「グローリー」(ツヤを抑えたマットな質感)
制作工程 革への直接プリント → 金型による裁断 → 職人が1点ずつ手作業で縫製
留め具 金属ファスナー(金具色は2色から選択)
内装 上蓋の内側に一枚革のポケット(小銭こぼれ防止のストッパー)
サイズ 縦9cm×横9cm×厚み2cm/重量 約40g
デザイン 内側両面に被写体1点ずつを配置

開発のきっかけ|マルチケースやキーケースを見た人からの、「シンプルな小銭入れが欲しい」という声

― 本革コインケース、そもそもどんなきっかけで開発が始まったんですか?

2024年にリリースした商品です。本革キーケースや本革マルチケースをご覧いただいたお客さまから、『こういうデザインの、小銭専用のケースが欲しい』というお声をいただくようになりました。

私たちには、小銭を収納できる商品として、以前から本革がま口小銭入れがあります。ただ、がま口という形状は、どうしても好みが分かれる部分があります。

『キーケースやマルチケースのような、もっとシンプルでスタイリッシュな形のコインケースはないの?』という声を複数いただいたことがきっかけでした。

特にキャッシュレス化が進んで、鍵とカードだけならスマートキーケースや薄いカードケースで十分、という方が増えていく一方で、小銭だけはどうしてもかさばってしまう、という悩みは根強く残っていました。

だからこそ、鍵や大きめのカード収納を思い切って省き、小銭に特化した、キーケースやマルチケースと同じ系統のデザインのケースを作ろう、と考えて企画を進めました。

同じく「グローリー」の革でつくった 本革マルチケースの開発秘話 →

他社との違い|生地から作る、という一貫した姿勢

― 本革コインケースも、他社と比べて違いはあるんですか?

これも他の多くの商品と同様に、生地から作るという点が一番の違いです。既製品にプリントするのではなく、生地の段階からデザインし、縫製・組み立てまで1点ずつ仕上げています。

コンパクトな商品ではあるのですが、小さいからといって手を抜けるわけではなく、むしろ限られた面積の中でデザインをきれいに成立させる難しさがあります。

特にこの商品は、他の本革小物と比べても圧倒的に本体サイズが小さいので、被写体の切り抜き方1つ、配置1つで、印象が大きく変わってしまうんです。小さいからこそ、かえって神経を使う制作になりました。

ファスナー留めへのこだわり|小銭をこぼさない、確実な閉じ方

― 留め具にファスナーを採用しているんですね。

はい、これは本革マルチケースの時と同じ考え方です。小銭は細かく、複数枚になるものなので、ボタン留めのような一部だけを留める方式だと、隙間からこぼれてしまうリスクがあります。

ファスナーであれば、ぐるっと全体をしっかり閉じられるので、鞄の中で逆さになっても、中身が飛び出す心配がありません。コインケースという商品の性質上、ここは絶対に譲れないポイントだと考えていました。

実際、私たち自身も、バッグの中で小銭がバラバラとこぼれてしまう経験があったので、その解決策としても納得のいく仕様だと思っています。

小銭がこぼれないストッパー|上蓋の内側に重ねた、もう1枚の革

― 開けた時、上蓋の内側にもう1枚革が重なっているように見えるんですが、これは何ですか?

これは、小銭がこぼれ落ちないようにするための、ストッパーの役割を持った作りです。上蓋の内側に、もう1枚革を重ねてポケット状にすることで、ケースを開けた瞬間に小銭が勢いよく飛び出してしまうのを防いでいます。

ファスナーでしっかり閉じられる設計ではあるのですが、開けた瞬間の『うっかりこぼす』を防ぐための、もう一段階の安心材料として設けました。そして、この一枚革のポケット部分にも、被写体2点配置の場合の1つを配置しています。

単なる機能的なパーツで終わらせず、ここにもちゃんとデザインを行き渡らせることで、機能面と可愛さの両方を実現したいと考えました。

内側2箇所のワンポイント配置へのこだわり|開けるたびに、2度楽しめる仕掛け

― 内側の両面に、それぞれ被写体が配置されているんですね。

はい、これは本革マルチケースなど、他の本革小物とも共通する考え方です。開けた瞬間に『実はここにいる』という驚きを楽しんでいただきたくて、内側の両面、2箇所にそれぞれワンポイントで被写体を配置しています。

コインケースは、財布やキーケース以上に頻繁に開け閉めする機会が多いアイテムだと思います。会計のたびに開くわけですから、1日に何度も目にすることになります。

だからこそ、開けるたびに小さな喜びを感じていただけるよう、両面ともにこだわって配置しました。2つの被写体を選んでいただいた場合は、左右で違う表情を楽しんでいただける、というのもこの配置ならではの魅力だと思っています。

「グローリー」という革を選んだ理由|本革キーケース・マルチケースと同じ、上品な質感

― 素材も、他の本革小物と同じなんですか?

はい、本革キーケースや本革マルチケースと同じ『グローリー』を使用しています。ツヤを抑えたマットな質感で、薄手ながらもハリとコシがあるのが特徴の革です。

本革キーケース・マルチケース・コインケースで、この落ち着いた質感を統一して使うことで、コインケース単体で見てもよし、他の本革小物と並べて見てもよし、という一貫性を持たせたいと考えました。

実際、後からシリーズで買い足していただく方も多いので、素材の質感が揃っていることは、地味に見えて実はとても大事なポイントだと感じています。

水濡れはシミの原因になるため、早めの拭き取りを推奨しています。雑貨・革製品のスペックについて →

コンパクトなサイズへのこだわり|ポケットにもすっと収まる、ちょうどいい大きさ

― サイズ感にもこだわりがあるんですか?

縦9cm×横9cm×厚み2cmという、正方形に近いコンパクトなサイズにしています。コインケースは、バッグの中だけでなく、ちょっとした外出の際にポケットに入れて持ち出したい、という使い方もされる商品です。

大きすぎるとかさばってしまいますし、小さすぎると小銭を十分に収納できません。日常的に取り回しやすい、ちょうどいいバランスを目指してこのサイズに落ち着きました。正方形に近い形にしたのも、デザイン的な理由があります。

縦長や横長の形だと、開いた時の被写体の見え方に偏りが出やすいのですが、正方形に近い形であれば、左右どちらの面を見ても、バランスの良い配置がしやすいんです。

よくある質問

Q. 破損した場合、修理や部分的な交換はできますか?

状態により異なります。破損してしまった場合、まずはお気軽にご相談ください。内容を確認したうえで、できる対応についてご案内いたします。

詳しくは 不具合・破損時の交換と修理について →

Q. 本革マルチケースとどちらを選べばいいか迷った場合、目安はありますか?

鍵もまとめて持ち歩きたい方には、本革マルチケースをおすすめしています。すでに鍵は別で管理していて、小銭だけをコンパクトにまとめたい、という方には、本革コインケースがぴったりです。

Q. どのくらいの量の小銭を収納できますか?

日常的にお使いいただく分量の小銭を想定した設計です。大量の小銭を長期間ためておく用途には向いていませんので、その場合は別途、大きめの財布などをご検討いただくことをおすすめします。

Q. 他の本革小物とセットで購入することはできますか?

可能です。本革キーケースや本革マルチケース、他の本革小物と組み合わせてお楽しみいただいている方も多くいらっしゃいます。同じ被写体・同じ下地色で揃えていただくと、統一感のある仕上がりになります。

どんな方に選ばれているか

本革キーケースや本革マルチケースと同様、老若男女、年齢を問わず選ばれています。すでに長財布やカードケースを別でお持ちの方が、小銭専用として追加で購入されるケースも多く見られます。

ギフトとしての需要も高く、誕生日やクリスマスなどに選ばれています。

ギフトの直送やラッピングにも対応しています。ギフトの直接配送・ラッピングについて →

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