本革名刺入れ|あえて「隠す」ことで、ビジネスの武器になる理由
Share
本革名刺入れは、表が無地で、柄はすべて内側にあります。既製品にプリントするのではなく、牛革そのものに柄を刷ってから裁断・縫製しています。ビジネスの場で失礼にならず、それでいて自分だけは楽しめる。その塩梅をどう決めたのかを開発担当に聞きました。
基本スペック
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| 制作工程 | 革への直接プリント → 金型による裁断 → 職人が1点ずつ手作業で縫製 |
| 留め具 | 金属ボタン(アンティークゴールド/シルバーから選択) |
| サイズ | 縦75mm×横100mm/重量 約40g |
| 内仕様 | 中仕切り2枚(ポケット3箇所)/柄配置は中仕切り2枚+蓋裏面1枚の内側3箇所 |

開発のきっかけ|父の日に向けた、お客さまからのご要望
― 本革名刺入れ、そもそもどんなきっかけで開発が始まったんですか?
父の日が近づいたタイミングで、お客さまからいただいたご要望がきっかけでした。「仕事を頑張るお父さんに、職場でも使える上質なうちの子アイテムを贈りたいのだけれど」というご相談で。
ちょうど以前から社内で温めていた名刺入れの構想があったので、これは最適なタイミングだと考えて、開発を進めることにしました。
他社との違い|場所も機械もノウハウも素材も揃わなければ、成立しない商品
― 本革の名刺入れも、他社にありそうな気がしますが、違いはどこにありますか?
これも他の商品と似た回答になってしまい恐縮なのですが、そもそも市場に似たような商品自体があまり見当たりません。
本革を使って、1点ずつ異なるデザインを、職人が手作りで仕上げる、となると、場所も機械もノウハウも素材も、すべてを揃える必要があります。そこをしっかり組み立てないと、とんでもない価格になってしまう。
このバランスを取りながら上質な形で仕上げられるのは、私たちだからこそだと自負しています。
同じ工程でつくった 本革ブックカバーの開発秘話 →
あえて内側にデザインを施した理由|名刺入れという道具の役割を踏まえて
― 表側は無地で、開けると内側にドット柄がある、という珍しい構造ですね。
これは、ビジネスシーンでの利用が多いことを踏まえた判断です。そもそも名刺入れは、「名刺をしまっておく」だけでは半分しか役目を果たしていません。
「名刺交換の際に自分を表現する」ものであり、「相手からいただいた名刺を受け取る座布団として使う」ものでもあります。そう考えると、デザインが表面にあると、使えるシーンがかなり限られてしまいます。
初対面のお客さまとご挨拶する場面などでは、まず使えないでしょう。でも内側であれば、自分だけでこっそり楽しむことができる。
名刺入れというアイテムの特性を踏まえて、相手に失礼のないように、それでいて自分は楽しめるように、という考えで内側にデザインしました。
水濡れはシミの原因になるため、早めの拭き取りを推奨しています。雑貨・革製品のスペックについて →

「アイスブレイク」を狙った設計意図|距離を縮める“武器”として
― あえて内側に隠すことで、何かメリットも生まれるんですか?
はい、たとえばご挨拶をしたお客さまが、実は大の愛犬家だったと分かった場合などに、「実は…」と見せると、とても喜んでいただけることがあります。
「え、あなたも愛犬家だったんですか!」「何を飼われているんですか?」「可愛いですね!」というふうに、一気に会話が広がる。そんな光景は容易に想像できますよね。
だからこそ、場面によっては相手との距離を縮める“武器”として使っていただきたい、という意図も込めて設計しています。
柄配置へのこだわり|開けた瞬間の「ちょうどいい塩梅」を突き詰めた
― 内側のデザイン配置にも、細かいこだわりがあるんですか?
はい。閉じている間は被写体が見えない一方で、開けた瞬間にドバッと全面に見えてしまうのも、ビジネスシーンで使うことを考えるとちょっと品がない見え方になってしまうかもしれない、と考えました。
内側に配置すること自体は早々に決まっていたのですが、どこに、どれくらいのサイズで、どこまで配置するかは、ほぼすべてのパターンを試して検証しています。
最終的には、開けた瞬間に4割程度見えていて、中の1枚目の奥まで柄が続いている状態が、ビジネスの場でも使える“ちょうどいい塩梅”だと判断しました。
配置やテイストは専用フォームから指定できます。デザイナーへのお任せも選べます。デザインの指定・デザイナー一任について →

ポケット数へのこだわり|名刺入れに必要な、最低限の機能
― 内側にポケットが複数ありますが、この数にも理由があるんですか?
はい、ポケットを合計3つにすることは、名刺入れとしてとても重要な要素だと考えていました。基本になるのは「自分の名刺を入れる場所」と「いただいた名刺を入れる場所」を分けること。
この2つが混ざってしまうと、いざという時にスマートに取り出せず、相手に対して失礼な印象を与えかねません。
そのうえで、1日に複数の方と名刺交換をする場面も想定し、いただいた名刺をさらに使い分けられる予備のポケットも設けています。この3つの構造は、名刺入れとして最低限備えておきたい機能だと考え、かなりこだわりました。

ボタン式を選んだ理由|ポップになりがちなデザインを、金属の重みで引き締める
― 留め具にボタンを採用しているのも特徴的ですね。
ボタンを選んだのは、長く丈夫に使っていただくためです。それに加えて、うちの子のドット柄デザインは、どうしてもポップな印象になりがちなんです。マグネット式にすると、その分少し安っぽく見えてしまう可能性もあると考えました。
しっかりとした金属の色味が見えるボタン式にすることで、デザインの可愛らしさと、ビジネスシーンでも違和感のない引き締まった印象、その両方を両立させています。

よくある質問
Q. 名刺は何枚くらい収納できますか?
普通の厚みの名刺であれば、詰め込めば100枚程度は入りますが、あまりおすすめはしていません。30〜40枚程度が、出し入れのしやすさも含めてちょうど良い量だと考えています。
Q. 内側のドット柄は、名刺を出し入れするうちに擦れて色落ちしませんか?
特殊なインクを使用しているため、色落ちの心配はありません。ただし擦れによる多少の傷みは起こり得ます。それだけたくさん使っていただいた証でもあります。使い込んで使い切ったら、新しいものに作り替えていただくのが本来のあり方だと考えています。
Q. 本革カードケースや本革パスケースとは何が違いますか?
名刺入れはビジネスで実際に使う用途、本革カードケースはプライベートでクレジットカードなどを収納する用途、本革パスケースはIDカードなどを収納する用途と、それぞれ異なる目的で作られています。ギフトでは名刺入れとパスケースをセットで贈られる方も多くいらっしゃいます。
Q. ビジネスで使うので、配置や下地色は派手にしない方がいいですか?相談できますか?
ぜひご相談ください。使いたい被写体をお送りいただいたうえで、気になる点も合わせてお伝えいただければ、デザイナーが確認したうえでご提案します。デザイン前であれば、被写体の変更に追加料金はかかりません。
どんな方に選ばれているか
20代・30代・40代の女性のご購入が多い商品です。ご自身で使われる方に加えて、男性へのギフトとして選ばれる方もたくさんいらっしゃいます。
職場の送別会で同僚や上司へ、入社祝いにご家族からお子さまへ、といった贈り方もよく見られます。男性へのクリスマスプレゼントとしても人気です。
まれに、ペットではなく職場の上司ご本人をデザインされる方もいて、これはかなり上級者向けの楽しみ方だと思います。
ギフトの直送やラッピングにも対応しています。ギフトの直接配送・ラッピングについて →


